実行委員長
多田 憲生
仙台厚生病院 循環器内科
第7回TREND InterConferenceを2018年3月3日に開催することになりました。
今回は、初めて東北、仙台の地での開催になります。
本会は、Structural Heart Disease(SHD)に対するインターベンションに関する最新情報を共有する場です。
すでに2013年にTAVIが認可され100以上の施設で5000例以上の症例が本邦で治療が行われております。
30日死亡率は1%台と良好な成績をおさめており、
中等度リスクや二尖弁など適応の拡大も検討される一方、
まだ合併症の懸念もあります。
このような現状において、施設間で適応やデバイス選択、治療のシステムなどに様々な違いが生まれてきています。
それらをじっくりと議論していきたいと考えております。
また、TRENDはTAVIの枠から経皮的僧帽弁形成術や左心耳閉鎖術など新しいSHDインターベンションにもフォーカスをあてて、最新の知見を共有して行きたいと考えて居ります。
このように、これまでは的が絞られていたSHDインターベンションが、様々な意味で多様化しつつある状態です。一人のエキスパートも全ての疾患、治療にエキスパートになるのが難しいのがSHDインターベンションです。
この集約を目指す意味をこめて今回のテーマは ” 多様化するSHDの集約へ!”としました。
また、ハートチームにはコメディカルの参加が必要不可欠です。
今回はコメディカル部門も設け、施設間でのコメディカルの熱い思いをぶつける機会にする予定です。
本会が、SHDに携わる医師及びコメディカルにとって、
患者さんのために何が最適な治療なのかを議論し、教育する場となることを望んでおります。
早春の仙台でお待ちしています。