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謹啓
この度、第3回K-SHD研究会を開催させていただくこととなりました。
Structure Heart Disease(SHD:構造的心疾患)に対するIntervention治療において、施設間及び多職種間の連携を深めるとともに、症例を通じたディスカッションと世界の最新のエビデンスを共に議論することで、SHD診療の向上に寄与することを目的とします。
SHD interventionの領域は、大動脈弁狭窄症に対するTAVI、僧帽弁閉鎖不全に対する経皮的僧帽弁接合不全修復術、心房中隔欠損症に対するASD閉鎖術、卵円孔開存による奇異性脳塞栓に対するPFO閉鎖術、左心耳に対する経皮的閉鎖術と幅広い分野に発展し、保険診療のなかでこれらの治療を行う実施施設も増加しております。 今回のK-SHD研究会も、各分野の最新のエビデンスと治療のTipsを共有できるシンポジウム、様々なデバイスの紹介、合併症への対策に加えて、症例報告を数多く盛り込む予定となっております。また、ランチョンセミナー並びにコーヒーブレイクセミナーを行う予定のほか、今回もメディカルスタッフへ向けたセッションを充実させる予定です。
このように包括して最新のエビデンスに基づくSHD診療に触れ、ともに議論する機会はまだまだ不足しており、実際に過去の2回ともに約300名もの参加者を得ることができており本研究会の社会的ニーズは高いものと考えております。また、本研究会ではより多くのSHD診療に関わる医師、メディカルスタッフにご参加いただけるよう学会点数が付与されるCVIT認定研究会としての申請を予定しております。
SHDの実施施設が増加して盛り上がりを見せる中、よりよいSHD診療とは何かという議論を深め、研鑽を重ねることで、治療成績を向上し、その成果を高齢化社会で増え続けるであろうSHDを持った患者様へ還元することができればと考えています。
謹白
第3回K-SHD研究会
代表世話人
田村 俊寛(天理よろづ相談所病院)
当麻 正直(兵庫県立尼崎総合医療センター)
江原 夏彦(神戸市立医療センター中央市民病院)
塩見 紘樹(京都大学医学部附属病院)